楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

ここへきて起床時刻が遅れてきた。10時ぐらいで落ち着くか。本を読もうとして大学へ行くも図書館が閉まっていて、こういうときは図書館どころか利用可能な施設がことごとく私たちを締め出しにかかっているので、けっきょく本を読むために必要以上に電車に揺られることにした。8月10日に一度やったんだけどねえ。今日も失敗だった。だんだん自分が立ってる場所が(いや座ってるんだけど)わからなくなってくるというか、空間がなじんで座標を見失うというか、場所が理想化されすぎて脈絡が、とにかくまあ姿勢を固定して目だけ動かしてる集中力はなかなか続かないもので。

ここんとこ、必要なテキストを、まあ許容かなという出来の日本語訳で読んでいたんだけど、埒が明かないので原文の英語でちびちび読みはじめた。埒があかないというのはもともと日本語読むのが苦手で(日本語ネイティブだし日本を出たことないけど……)、うまく集中できないと紙の上を視線がつるっつる滑っていくんですよね。見慣れたものには注意を払う動機がないというか、理由はいかようにもつけられそうだけど。それで英文ちびちび読んでいくとスピードは落ちるが理解は進むし、じっくり検討しながら読むのやっぱり楽しいので、これしかねぇなといったところ。あとはどれだけ莫大な時間を割けるかだ。