楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

巨峰は目の前に

いきなりアクセス数が10倍くらいにハネ上がったのでびっくりです。クリビツクリビツ。どういう仕組みが発動したんだろう。金曜日はバイトでした。一緒に仕事してるひとまわり年上の人が僕の進路に関して経理をしきりに薦めてくるので帰りに寄った本屋で簿記の問題集をちょっとだけ見たりした。会計学は前からなんとなく興味あって、ただ興味あるだけで遠くから見てるだけだったけど。まあクリエイティブな仕事とか(少なくとも職業としてのそれは器用さが求められそうだし)向いてなさそうなのでいいのかもしれない。

というわけでアルバイトが終わった後に本屋に寄ったのですが、週末の東京・渋谷はすごく混雑してる……とはあまり感じなかったかもしれないけど、雨のせいもあっていろんな垂れ流された匂いが入り交じって劣悪と言えば劣悪な環境だった。体調悪いときに来たらだめだと思った。でもそのぐじゃぐじゃを愛せるような気が多少はした。わりと「愛する」という語彙が自分のものとなりつつあるらしくて、それは「美しい」の用法が自分の中で変化してきてるのとたぶん相関的なんだけど、どちらかといえばお手軽な匂いをかぎ取ってしまう。対象を漠然と肯定して快適に暮らせてしまうようなお手軽さが。保守的ですから。お手軽さに対置されるたとえば誠実さも、ローカルな価値でしかないのかもしれないけどね。

本屋に寄ったのは目当ての本があったのですが、売り切れていた。そして閉店時間まで余裕があまりなかったのと、かばんが重くて疲れてたので興味のままに本を見て回ることもできなくて、ちょっと徒労気味。結果としてはストレスが募ってしまったかもしれない。

ありゃ。ネガティブだ。とくにポジティブにいこうという気もないけど、ネガティブに行こうという気もない。なにも考えてないとネガティブになっちゃうんだ。関係ないけど一人でいるときとかだいたい踊ってるので踊ってますね。踊ります。