楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

桶いっぱいのシャンペン

一日二日でも手を抜くとまともに発言できなくなる。発言の芽が摘まれるがままになってしまう。現実世界と同じだ。だってツイッターはソーシャルなものじゃないか。ひとのTLに割って入っていかないと発言できないんだ。ひとの人生に割って入っていきたくないという情念が僕の意識の奥深くには根付いていますから、なんだか気が進まないんだわ。バランスが悪いのでたまに叩き割って入ったりします。この話はやめよう。ともかくそんな気分だったので、「木綿のハンカチーフ」の各種カヴァーがYouTubeでごろごろしていて、片っ端から聞いてみるけど結局オリジナルが最強であり最高度に完成していたことを確認するだけだった、太田裕美のあの、舌足らずでありながら朗々と歌い上げる歌い方が、前半部の「~だ」口調に不思議と理想的に調和していて、とか思っていたけれど書かなかったわけでありますね。それでここで書いてるわけですね。

作業、バイト、作業。ホチキスの針のコストパフォーマンスはすさまじく、120円で2000発分が買えてしまう。2000発を上着のポケットにしのばせて歩く僕。

読み返してみると、人の人生に割って入りたくない僕は、人を邪魔したくないのではなくて、「邪魔するなよ」と言われるのがこわいのかもしれんが。がれんし。