楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

燭台トーラス

2023/3/11

イベントごとで一日外に出ていた。大事な日に限って寝坊するのね。ギリギリ間に合ったけど。急に鼻水が出るようになって、一日でポケットティッシュを6~7個使った。花粉症と考えざるを得ない。

2023/3/12

休養日になった。疲れて動きにくい日は昼寝を一発キメると過ごしやすくなる。横になるだけでなく、短い時間でも睡眠状態に入るのが大事。Spotifyで中国語の音声とか漁って聞いてたら眠れた。

単に私の体が夕方以降にようやく目覚めてくるように出来ているというだけかもしれない。鼻水は止まらない。著しく辛いわけではないが、ものを考える余裕とか全体的にリソースが2~4割減になって単純にQOLが下がるので(QOLは決して単純なモノではないと思うけど「単純に~下がる」と言えてしまうのが面白いところ)なるもんではないと思った。病院行って薬もらわないとなあ。

プール一杯のシール

仕事を終えるなり地域の図書館へ弾丸ツアーで予約資料を回収しに行った。行き20分、滞在5分、コンビニで夕飯調達5分、帰り20分ぐらいのスケジュール。弾丸になったのは21時から聴きたいラジオ番組があったからだ。ところで、べつに予約資料を取りに行くのが今日でなければならないわけではなかった。取り置き期限が迫っていたわけでもないし、本を開くのが1日2日遅れたところで何か取り返しのつかないことが起こるわけでもない。なんだけど限られた時間内に予定をギュッと詰めて行動するのがある意味で好きみたいだ。もしくはそういう仕方でしか行動できない。「早く着いちゃったからどこかで時間を潰して」ではなくギリギリに着こうとする。

無事時間通りに帰宅でき、目当てのラジオ番組を聴きながら夕食を摂っていたのだが、どうしてか食べながらスマホに手が伸びてTwitterやら何やらを繰る手が止まらない。ラジオは半分ぐらいしか耳に入っていない。私は視覚優位なのかもしれない。あるいは落ち着きがなくて何かを手でいじらずにはいられないのか。ラジオは好きだけど実は、人の話を聴き続けるのは得意ではない。ならば本を読むのはどうかと言えば、それも集中は30分ぐらいしか続かない。かと思えば、読書で疲れた息抜きにTwitterという文字メディアを見たりしているのでよくわからない。単純に飽きっぽいのかもしれない。ADHD的な特性として。

ラジオ番組やPodcastのようなある程度の時間的幅のある音声コンテンツを楽しむには、歩きながらイヤホンで聴くのがよいと経験上わかっている。適度に手持ち無沙汰が晴れて、それでいてコンテンツに注意を向けるリソースも残っているような状態。しかし食事中はそれなりに手を動かしているし、味や匂いという情報も入ってきているはずなのだが、さらにTwitterを開いて刺激を増やそうとしてしまうのはどういうことなのか。スマホTwitterの中毒性について正面から考えてみた方がいいということか。

名ばかりビーチ

まいにちねむいね。それでも心の余裕は出てきたようで、コンビニに買い物に行くときにいつも通る道で電柱の根本から先端までのすべてが視界に収まったことに気付いてびっくりした。切羽詰まっているとものが見えなくなる。自分が注目している一部分しか目に入らなくなる。

昨日からの謎の体の痛みが断続的に残っているので早めに寝るようにする。

極論ペスカトーレ

昼食後に少し寝そべったらそのあと右腕が痛くて、さいきん風邪を引いたときのようなふしぶしの痛みに見舞われることが頻繁にあったんだけどそれとも少し違っていて、あれよりも波がある。こうしてキーボード打ったりしているときは忘れられるけどトイレに入った途端に強く痛みだしたりとか。そして波の最高点あたりははっきりと痛い。視界のはしっこでなんとなく気になる痛みではなく視界のど真ん中にくるような痛さ。ということもあり早めに仕事を切り上げることにした。今日は何も成果物を出さなくても死なない日でもあった。

なんか寝そべってYouTubeとか見てても寝落ちしやすいし疲れが出ているのだろうと思う。ここ1ヶ月ぐらいの激務の後遺症だ。激務のただ中にいたときは一種のハイのようになっていて働けてしまっていたので、疲れをどこかに溜めておいて放出している感覚だけど、そんなことが人間にできるのかはよくわからない。何かの錯覚かもしれない。ただ歳をとると筋肉痛が時間差でくるとか言われるよね。それに類する現象なんですかね。

そんなわけでサッサと就寝すべきなのだが、早く寝るということが私は絶望的にできなくて、前日布団に入った時刻まで自動的に起きていてしまうという行動特性をもっているので困っている。しかしこれを書いている今も眠い。風呂に入ると眠気が一時的に飛んでしまうので、早めに風呂に入るのが成功のカギなのだろうか。しばらく8時間睡眠でいきたいものですね。睡眠時間といえば多忙な中でも6時間以上ふとんに入る(睡眠するとまでは言わない)習慣を守り続けたのは我ながら偉かったと思う。

即シャツ

「忙しいのは分かるけどぉ、○○もやってもらわないといけないんで~~」みたいなことを会社のえらいひとが部下に言っている図を立て続けに見てゲンナリしたという愚痴。あまり具体的には書かないけれど。「忙しいのは分かるけど」で話が終わってしまうのだよな。理解を示しただけで終わり。社員が多忙で仕事を回しきれなくなってるのを会社としてどうこうする気はなくて個々人の努力に任せられてるんだな、と思った。会社って営利をあげてそれを構成員に分配するしか機能がないものなんだっけ。まぁ中小企業ではよくあることなのかもしれないけど。そんな感じで毎日毎日毎日毎日相も変わらずやめることばかり考えている。

新しいヘッドホンを買った。ソニーMDR-CD900ST。ミーハーな選択ですね。大学に在籍していた頃にMDR-7506というちょっと似たかんじのモデルを買って(オーディオは詳しくないので本当に「似てる」のかわかんない)それを使い続けてて、壊れたら新しいの買おうと思いながら今もまだまだ全然使えてて壊れたりする気配がないので、耳当ての部分の長さを調節する金具がゆるくなってるから……などと適当な理由をつけて買ってしまいました。後悔はしてない。今まで聞こえなかった音がまた聞こえるようになった。音がくぐもってる感じがするけど、こういうのはしばらく使ってるとなじんでくるものなんだっけか。

五劫の擦り切れソフト

昨日と今日の日記。

2023/3/4(土)

夜に映画『劇場版センキョナンデス』を見に行った。まだ体調が万全じゃなかったので、カメラの手ブレで酔ってしまうところがあった。見どころはたくさんあったけど、辻元清美氏がよかったな。言葉を持っている人だと思った。先日の国会質問も良かったし*1、この人に落選期間が最近あったというのは振り返っても驚く。

次の短評について、作品を見る前に日記で言及していた。答え合わせをしてみる。ネタバレとまで言うべきか分からないけど、以下、作品の具体的な内容に言及します。

キネ旬 Review ~キネマ旬報映画レビュアーによる新作映画20本のレビュー|KINENOTE

6時のパピルス - 楡男

撮れ高不足」はわからないでもなかった。普段の放送からの引用が少し多いようには感じた。まぁ二人で選挙の街宣を見に行くというコンセプト上使える時間は限られていたし、偉そうなことを言えば2時間の作品だけどもう少し切り詰めて濃厚にするという選択肢はあったかもしれない。でも見どころの多い作品なのでそれほど間延びしたつくりには感じなかった。

「中立性〔…〕も投げ打っていて」は、この評者は冒頭しか見ていないのかな? という感想だ。「応援してます」というセリフが出るのは香川で小川淳也氏に遭遇して声をかける場面なんだけど、中盤ごろに自民党松川るい氏に話を聞く場面も氏の言い分をそのまま流していたし(この場面も面白かった)、小川氏と同じ立憲民主党菅直人氏にしつこく話を聞こうとして無視される場面とか、すべてありのまま映しているという印象だった。

主演の二人は(広い意味での)評論家なので、誰に好意的で誰に対して評価が辛いのかというのは当然あるけど、それって中立性が問題になる場面ではないと思う。それが偏りだと言うなら音楽評でAを褒めてBをけなすというのも偏りになるだろう。

また、他の映画と比べて特に流れがわかりにくいとは思わなかった。

映画を観た後、手ブレで少し酔っていたので、ターミナル駅まで歩くことにした。在来線で約2駅分。終電の心配を頭の片隅に置くぐらいの時間帯で、夜に歩くのはなんだかとても久しぶりだなと思った。

2023/3/5(日)

昼前まで寝てた。買っておいたペットボトルのカフェオレと惣菜パンを喰らって、またふとんに寝そべった。ほどなくして空腹感が強まってきたので、テイクアウトで麻婆豆腐弁当を注文してまた食べた。食べられなくなるギリギリの辛さで、旨くて箸が止まらなくなる。めちゃ辛いんだけど止まらないものってあって、私の脳内ライブラリではもう1つだけ「味仙」の台湾ラーメンがここに格納されている。

食べたらまたふとんに逆戻りして、YouTubeの「可哀想に❗」のショート動画をまとめ見したりしてたら眠くなって寝た。窓の外で近所の子供が一人で大声を出していたのが子守唄のようだった。

今週は休養と割り切って、毎週の掃除はしなかった。長らく放置していた頭髪の手入れ(散髪)と、食品の買い出しと、家計簿の記入をしてあとは酒を飲み始めてテイクアウトのケバブライスが届くのを待ちながらこの日記を書いている。最近テイクアウト頼みすぎて明らかに食費に響いている。

*1:3月1日参議院予算委員会。「様々な議論」「様々な意見」という岸田総理の口癖を指摘し、それを使わないように牽制していた。言葉を封じるというのは注意が必要な所作だけど、この場合は総理の逃げ口上をそれと取り上げて公に共有する意義があったと思う。野党でここまでできる人は限られていますよね。https://politylink.jp/clip/1012/