楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

2018-01-01から1年間の記事一覧

ちくわの嫁入り

賞味/消費期限間近のシュトレンを食べようとしたが、まぶされた砂糖が舌に痛くて一切れで断念した。舌が、おかしいのですよ。しびれのような、過敏な刺激を先端付近に感じる。ぽつぽつと小さなできものが数点ある。食事が楽しくないです。味もよくわからん…

仮病胴体

※途中で書くのをやめたものも発表することにしてみる。書き終えたものと比べて重大な違いがあるように思えないので。 本は私たちの経験を拡張してくれる。そんな言説に触れて、高校生ぐらいの私は、馬鹿馬鹿しいと思っていました。拡張するまでもなく、経験…

せんせい廃炉

超ひさしぶりに自炊した。2ヶ月ぶりぐらいか。作るのは相変わらずカレーです。「エチオピア」風、「アシュタサポテ」インスパイアカレー*1。 自炊のいいところ。 外食もしくは買い食い(特に、庶民向けのそれ)では出てこないか、もしくはわずかしか食べられ…

劣情メンチカツ

日本酒を飲んでいるですけど、どう考えてもバシッと140字にまとめるのが(書き言葉の特質として推敲するということが許されることを勘案したとしても、編集窓が狭すぎます)困難というか、困難と考えたので、ブログに書いています。なにを。日本酒を飲んでい…

性懲りもなくビヨンド

ほんと、疲れました。寝てました。朝は13時ごろに起きて、前日が忘年会だったのよ。それで終電まで飲んで(疲れているとの自覚にもかかわらず、飲むのは意外といけた)、帰宅して甘味とスナック菓子を食べて(飲んで帰った日はお菓子を食べている気がする)…

コルカタの週末

「朝の準備時間が数分短縮できる」という、生に対して実に後ろ向きな理由からひげを伸ばしている(伸びるがままにしていると言うべきか)。ひげを伸ばしてよかったことといえば、食事時に視界の中でそれがもひもひと動くのが面白いということぐらいだ。私は…

オコジョの予備校

野口悠紀雄『「超」整理法』にしたがい、書類やらパンフやら取説やらの紙資料の整理をしている中で、前の彼女が付き合うときにくれた手紙やら、性病の検査結果やら、旅先で撮ったプリクラやら、別れるときに置いていった手紙やらが出てきて、その頃のことと…

駅前スキーマ

Twitterを書こうとして、140字を超えた場合はこちらに書くようにしている。あとはあまりに個人的な感慨と思われるものも。 使い分ける、って、ものの利用形態としては人類が到達する最終形だとは思わないけど。 自分には何も考えていない状態と、何かを考え…

四谷行水

都心に出て買い物をした。人が多くてまっすぐ歩けない、話し声が右から左から聞こえるといった支障があり、特別なにもしなくても疲れる。デスクワークで体力が落ちたというよりは、もともとそうだったのだが、学生の頃はあまり積極的には直視しないようにし…

窮地のファンレター

運転免許を更新すれば新しい写真を前のものと見比べるのが楽しみだけども、3年前と比べると丸みを帯びて、中年に近づいているなあと思ったよ。

焦げ風雲児

休日出勤だった。曜日が日曜日であれ、出勤して、仕事して、退勤することは、あくまでいつもの動作で、これといって感情の動くことはないけれど、帰り道に立ってみると、なにかうまいものにありつきたい、と考える。あるいは、ひとしきりカラオケなんかで遊…

よろしく豪雨

体質上、床が汚れやすくて(役目を終えた皮膚のかけらがよく落ちるのです)、そんでもって汚れた床を見てさらにストレスを感じ症状が悪化する質(たち)なので、クイックルワイパーを常に使えるよう装備しておいて、帰宅したらささっと拭き掃除をする作戦に…

百合の二枚刃

前の人と復縁したいとは思わないんだよな。いや、思うか思わないかと言うと、思わないではないんだけど、やめておけという理性の声がする。 理想の恋人は、世の中には(こんな私にも)いるんだろうけども。行動面でも心理面でもあまり外に出ない、用もなく街…

もずく恐怖

一年近く前に別れた恋人のことをよく思い出す。この頃。仕事で忙しくって、癒やされたいのです。前の彼女がじゃなくって、有り体に言って具体的に誰という標的はなくなんらかの彼女が欲しいのです。おうちでぎゅっとしてくれたり、一緒にどこかに出掛けてく…

軍閥と沐浴

帰れない日々はまだ続く。 休日になったり、早く帰れたりして、つかのま「生活」に戻ってみると、「野菜を切るときに手応えがある」こととか、「ものを置くと音がする」ことなんかに新鮮な驚きを覚えたりする。

最近働きすぎなんだけど、世界を美しいと感じる心はかえって活性化しているとさえ言えるぐらいで、足元に生える苔やら、コップに注ぐ水やら、不意に目に入る道路標識やらがいちいち麗しく映る。10月、気候が良いという点もあるのでしょうね。それと、仕事内…

ノスタルジアことはじめ

休日。 日は暮れたけれど床につくには早い時間に、部屋を常夜灯にして寝そべっていると、あらゆる文脈から自由になって、人生が消え去ったような心地がする。

こいのぼりボイトレ

我が内なるミソジニー(我がAndroidスマホ搭載のGoogle日本語入力は「ミソジニー」を変換できないんだな)なるフレーズが飛び交っていた頃は、いまいちなんのことか合点がいってなかったが、このたび同一のフレーズを自ら再発明することにより、その意味を体…

シベリアじょうろ

働いて働いてくたびれた。 ここんとこ働きづめで、毎日3時間ほど残業をする。労働問題のニュースを見聞きしているとまだまだこんなものではない、このくらいで弱音を吐くべきではないのではないか、と思いそうになるが、私という少し体力のない一個人の集中…

体が小樽

人生を賭けるような趣味とか使命がこれといってなく、休日になるとさて何をしようかと毎度首をひねっているような人間なのですけども、「私のやりたいこと」って何かと考えたときに一つ言えるのは「家事」だと思う。家事をこなしているときは、やるべきこと…

ソフビ軍艦巻き

ツイートの埋め込みがうまくいかないんだけども、「考えや知見ではなく暮らしを扱うという点に関しては、まとまった文章でないと取りこぼすものが大きすぎるなと思っていて、またブログ始めようかなという考えがよぎる。いずれ飽きるとしても。」このように…