楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

焦げ風雲児

休日出勤だった。曜日が日曜日であれ、出勤して、仕事して、退勤することは、あくまでいつもの動作で、これといって感情の動くことはないけれど、帰り道に立ってみると、なにかうまいものにありつきたい、と考える。あるいは、ひとしきりカラオケなんかで遊…

よろしく豪雨

体質上、床が汚れやすくて(役目を終えた皮膚のかけらがよく落ちるのです)、そんでもって汚れた床を見てさらにストレスを感じ症状が悪化する質(たち)なので、クイックルワイパーを常に使えるよう装備しておいて、帰宅したらささっと拭き掃除をする作戦に…

百合の二枚刃

前の人と復縁したいとは思わないんだよな。いや、思うか思わないかと言うと、思わないではないんだけど、やめておけという理性の声がする。 理想の恋人は、世の中には(こんな私にも)いるんだろうけども。行動面でも心理面でもあまり外に出ない、用もなく街…

もずく恐怖

一年近く前に別れた恋人のことをよく思い出す。この頃。仕事で忙しくって、癒やされたいのです。前の彼女がじゃなくって、有り体に言って具体的に誰という標的はなくなんらかの彼女が欲しいのです。おうちでぎゅっとしてくれたり、一緒にどこかに出掛けてく…

軍閥と沐浴

帰れない日々はまだ続く。 休日になったり、早く帰れたりして、つかのま「生活」に戻ってみると、「野菜を切るときに手応えがある」こととか、「ものを置くと音がする」ことなんかに新鮮な驚きを覚えたりする。

最近働きすぎなんだけど、世界を美しいと感じる心はかえって活性化しているとさえ言えるぐらいで、足元に生える苔やら、コップに注ぐ水やら、不意に目に入る道路標識やらがいちいち麗しく映る。10月、気候が良いという点もあるのでしょうね。それと、仕事内…

ノスタルジアことはじめ

休日。 日は暮れたけれど床につくには早い時間に、部屋を常夜灯にして寝そべっていると、あらゆる文脈から自由になって、人生が消え去ったような心地がする。

こいのぼりボイトレ

我が内なるミソジニー(我がAndroidスマホ搭載のGoogle日本語入力は「ミソジニー」を変換できないんだな)なるフレーズが飛び交っていた頃は、いまいちなんのことか合点がいってなかったが、このたび同一のフレーズを自ら再発明することにより、その意味を体…

シベリアじょうろ

働いて働いてくたびれた。 ここんとこ働きづめで、毎日3時間ほど残業をする。労働問題のニュースを見聞きしているとまだまだこんなものではない、このくらいで弱音を吐くべきではないのではないか、と思いそうになるが、私という少し体力のない一個人の集中…

体が小樽

人生を賭けるような趣味とか使命がこれといってなく、休日になるとさて何をしようかと毎度首をひねっているような人間なのですけども、「私のやりたいこと」って何かと考えたときに一つ言えるのは「家事」だと思う。家事をこなしているときは、やるべきこと…

ソフビ軍艦巻き

ツイートの埋め込みがうまくいかないんだけども、「考えや知見ではなく暮らしを扱うという点に関しては、まとまった文章でないと取りこぼすものが大きすぎるなと思っていて、またブログ始めようかなという考えがよぎる。いずれ飽きるとしても。」このように…