楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

用事ができたので大学の図書館に行って、本を閲覧して、雑誌の記事を印刷することにした。しかしオープンキャンパスで受験生に開放しているというので、学生は入れてくれなかった。学生を入れて都合が悪いことがあろうか。けち。ふてくされて、でも他に用事もないので大学にいる理由がなくて、一時間いくらかけてわざわざ足運んだのがばからしくてよけいふてくされた。図書館ということで連想がはたらいて、実はまだ行ったことがなかった国立国会図書館に行くことにした。JR四ツ谷駅から歩いたら40分くらいかかった。ん。グーグルで調べると30分ほどで着くことになっているけど。初めての道だから長く感じたということか。「真理がわれらを自由にする」を標榜する国立国会図書館通称NDLはふつうの図書館と違い蔵書を勝手にとって読むんではなくて、請求して出してもらう仕組みになっているんだけど、これが30分くらいかかるという話で、ためらって使わなかった。建物もいわゆる図書館というよりは博物館なんかと並べたいかんじ。食堂があるというのを知っていたのでそこで昼食にした。食事よりとにかく水がうまかった。ありふれたメニューありふれた品質だったけど、ばかでかい器に盛られたメガ盛りカレーというメニューが存在し、その点おちゃめだった。食堂の隣には売店があり、カップ焼きそばが不自然に充実していたのも楽しい。ゾウリでだいぶ歩きまわったので、帰りには鼻緒に接してる部分の皮膚がやぶれる寸前まで疲弊した。それでもやめられない。