楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

午前中は、草履の底革がはがれかけてたのをボンドで接着するくらいしかしてないような。うまくつくといいな。満足してあとはギター触りながらインターネットをぼんやりと見る不毛タイムを過ごしていたらお昼すぎになってた。お昼たべて、これじゃいかんぞと思いながらインターネットみながらフランス語の読解練習をしていると、ネットで拾った英訳が意訳多めで用に足りなかったので和訳を取りに行くことにして、ようやく外に出る用事ができた。暑かったので、大学来るまでに当然汗をかいた。それはいつもだが、図書館の椅子にもたれかかったとき異臭がして、二年ほど前に経験した匂いだ、これは。汗と布がある仕方で混ざり合うと生じるということは知っていたが、むろんそれでは条件が広すぎるので、でもそれ以上の条件を特定することもないまま、いつのまにか問題は消失していたのが、また出てきた。水分をあまりとってなかったせい、とかだろか。それで、必要なテキストを入手したついでに読みかけの本をできるだけ読み進めようと思って、閲覧席でこころみていたのが、途中眠くなったり集中が途切れて大して進まなかった。さらに電車に乗り、いったん終点までいって折り返して最寄り駅まで遠周りするという方法を駆使して読書を進めようとしたのが、結局1時間に20ページくらいのたいへん行きつ戻りつな歩みでこれあんまりよくないんじゃないかと思った。よくないですね。読書するってむずかしぃよ。最寄り駅に降り立ったときにはへんな疲れが残った。本屋さんで友部正人の詩集を買って帰った。