楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

遙か身銭

そうそう。それで、エレベーターの乗り方を学んだんですよね。上の階に上がろうとしてエレベータを呼ぶために[↑]ボタンを押して、別の人が来て[↓]ボタンを押して、エレベーターが来てさあてこれは上行きか下行きか? よくわかんないまま目の前に口を開けた箱の中に入りました。そしたら[↓]を押した人がこれは下行きだと教えてくれました。ようするに、今何階にいるかを示す文字盤の端っこに、上か下か表示されてるって話なのですが。

話題にしたいことはこうです。エレベーターが上行きか下行きか完璧に判別できなくてもそれほど困らずに暮らせる。いや「二次方程式なんて扱えなくても生きていけるよ」と食い下がる中学生のようであれですが、でも実際いままで困らずに暮らしてこれた。まあエレベーター待つのいやなので階段使ってるほうが多いという事情はありましょうが。困らずに暮らせるっていうか、なんか知識が不完全であることを恐れる必要はないのよね。いずれすべての知識は完全性に対して開かれているのだから。

だから、知識が増えたときは、また知識が一歩精緻になったと祝えばいい。何を言いたいのか分からん。今日は授業も休みだったし勉強会も休みになったので所定の予定がなにもなくて、前々からやっとこうと思ってたことできたのでよかった。中身みときたい本とか。今日明日には使わないであろう知識仕入れたりして。それから、テキストの雑な訳とか作りかけて帰りました。電車の中眠かった。