楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

シッカロール発電

朝食はホットドッグ。おいしい。電車もそれほど込んでおらず、先週までの疲れもなんだかとれたようで(肩の荷ってやつか)、腰掛けるよりは立って本を読んでるほうが楽というくらい。学校にはぎりぎりにつく。

ダブルスクール先(?)での授業をすませ、歩いて大学へ。ラジオから、東京は強風注意報が出ているとの知らせ。風はあったがおだやかなものだったので、「そんなものかな」というくらいの感想を抱いた。

大学でお弁当を食べながら、ドイツ語のテキストの先をちょっとだけ読んでみる。意外と順調に読めてしまう。昨日家でやってたときの足引きずり感は……。まとめてやろうとするから間延びするのか。こういうものこそ、空いた時間にちょこちょこ進めておくべきものなのかもしれない。

夕方

4時限目の教室に入ると、窓の外で風がびゅうびゅう吹いていた。授業時間じゅう吹いていて、途中で雨が降り始めて、やがて雨が止んで太陽が出て外の樹木が黄金色に照らされていたのを窓から見た。

予習が遅れていたラテン語を最低限準備して、6時半頃に帰路につくと、外気がつめたくなっていた。つめたい空気はどちらかというと好きだ。朝起きるときと、外に出た直後だけはまいってしまうが、それ以外のときは好き。「寒い」が人間の暮らす営みに根付いた表現なら、「冷たい」は事象を味わうときの表現だ。そう振り返るとまだまだ余裕がある。気温の低下に伴って、あるいは先日の「一段落」を機に、ものごとをなるべくきめこまかくとらえて、正確に表現しようという心が生じてきた。一時の気の迷いかもしらんが、のっかれるうちはのっかる。