楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

せんせい廃炉

超ひさしぶりに自炊した。2ヶ月ぶりぐらいか。作るのは相変わらずカレーです。「エチオピア」風、「アシュタサポテ」インスパイアカレー*1

自炊のいいところ。

  • 外食もしくは買い食い(特に、庶民向けのそれ)では出てこないか、もしくはわずかしか食べられない食材が食べられる。その顕著な系として、「野菜が食べられる」。
  • 野菜もそうなのだけどそれ以上に玄米ってうまいね。
  • 体が欲しているところのものを摂るから、そうでないものよりもおなかいっぱいになりにくい(ということだと思う)。山盛りにしても平気。
  • 最終的な出来映えをみるとお店で食べるよりも見劣りするが(料理の素人だから当然ですね)、素材のもつおいしさを噛みしめる機会がある。例えば豆を水で煮ただけの状態のものを、煮え具合をみるために口に入れて噛んだときの「ウマ!」というおどろきは、自分で作る者しか知らないだろう。
  • どんな店に入ろうか考えなくて済む。そこへ到達する道のりとかも考えなくてよくなる。

*1:いまどき個人サイトの名前を出すのも時代にそぐわない気がする。そのテキスト群が書かれた当時と比べてオンラインでの活動とオフラインの人格がより直接に結びつけられることが普通になったいま、「身元バレ」「本人特定」という言葉が今よりずっと切実な響きを帯びていた時代の産物に言及すること自体に曰わく言いがたい居心地の悪さを感じる。それはさておき、その名前に言及するに至った背景にはまずInternet Archiveが過去の個人コンテンツを削除し始めているというニュースがあり、それを受けて「過去ログを保存しておかねば」と思ったサイトが「アシュタサポテ」だった。カレーの話は2004年11月18日の日記にある。