楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

カワウソ許して

眠い。22時過ぎまで仕事していた。

手違いでシェルスクリプトを書くことになったんだけど、たまにしかプログラムを書かないIT企業の人なので予想の倍以上の時間がかかった。簡単にできそうなことが簡単にできない。不自由だという感じが強い。プログラムを書くときの引き出し──自然言語の言葉で言うと語彙とか構文とかのストック──がまったく足りない。幼児語を話しているに等しい。このように無力感に苛まれた。せっかくIT企業に入ったのにプログラムも満足に書けないなんて。今年はプログラムを書けるようになろう。そんな中身のない決心を、狭まった視野の中で私はしたのだった。