楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

上達興業

感情に乏しい人物として私はおそらく認知されているし、自己認識としてもそうなのだが、それでも感情が動く瞬間はある。あるとき自分で自分がどう感じているのか、何が好きで嫌いなのか・何が気楽で何が我慢ならないかがわからないな!?という思いに支配されたことがあって、それで自分のことを少し注意深く観察するようになった。それで今日、感情が動いたな!と思ったのが、カレーを作っていて、にんじん・タマネギ・肉・ナス・トマトなどをストレス解消気味に思うまま投入して、そうするとパッケージに書いてある分量は何の参考にもならなくなって、炒めた具材に水を入れて煮るときに適当に鍋に水を注いで妥当な量なのか全然わからないけど「まぁこんなもんかな!!」と一人で高いトーンで叫んだときだった。嬉しいでも悲しいでもないのでそれが感情なのか何なのかわからないが、感情と呼ばないなら他の呼び名が分からないので感情と呼ぶことにする。