楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

五劫の擦り切れソフト

昨日と今日の日記。

2023/3/4(土)

夜に映画『劇場版センキョナンデス』を見に行った。まだ体調が万全じゃなかったので、カメラの手ブレで酔ってしまうところがあった。見どころはたくさんあったけど、辻元清美氏がよかったな。言葉を持っている人だと思った。先日の国会質問も良かったし*1、この人に落選期間が最近あったというのは振り返っても驚く。

次の短評について、作品を見る前に日記で言及していた。答え合わせをしてみる。ネタバレとまで言うべきか分からないけど、以下、作品の具体的な内容に言及します。

キネ旬 Review ~キネマ旬報映画レビュアーによる新作映画20本のレビュー|KINENOTE

6時のパピルス - 楡男

撮れ高不足」はわからないでもなかった。普段の放送からの引用が少し多いようには感じた。まぁ二人で選挙の街宣を見に行くというコンセプト上使える時間は限られていたし、偉そうなことを言えば2時間の作品だけどもう少し切り詰めて濃厚にするという選択肢はあったかもしれない。でも見どころの多い作品なのでそれほど間延びしたつくりには感じなかった。

「中立性〔…〕も投げ打っていて」は、この評者は冒頭しか見ていないのかな? という感想だ。「応援してます」というセリフが出るのは香川で小川淳也氏に遭遇して声をかける場面なんだけど、中盤ごろに自民党松川るい氏に話を聞く場面も氏の言い分をそのまま流していたし(この場面も面白かった)、小川氏と同じ立憲民主党菅直人氏にしつこく話を聞こうとして無視される場面とか、すべてありのまま映しているという印象だった。

主演の二人は(広い意味での)評論家なので、誰に好意的で誰に対して評価が辛いのかというのは当然あるけど、それって中立性が問題になる場面ではないと思う。それが偏りだと言うなら音楽評でAを褒めてBをけなすというのも偏りになるだろう。

また、他の映画と比べて特に流れがわかりにくいとは思わなかった。

映画を観た後、手ブレで少し酔っていたので、ターミナル駅まで歩くことにした。在来線で約2駅分。終電の心配を頭の片隅に置くぐらいの時間帯で、夜に歩くのはなんだかとても久しぶりだなと思った。

2023/3/5(日)

昼前まで寝てた。買っておいたペットボトルのカフェオレと惣菜パンを喰らって、またふとんに寝そべった。ほどなくして空腹感が強まってきたので、テイクアウトで麻婆豆腐弁当を注文してまた食べた。食べられなくなるギリギリの辛さで、旨くて箸が止まらなくなる。めちゃ辛いんだけど止まらないものってあって、私の脳内ライブラリではもう1つだけ「味仙」の台湾ラーメンがここに格納されている。

食べたらまたふとんに逆戻りして、YouTubeの「可哀想に❗」のショート動画をまとめ見したりしてたら眠くなって寝た。窓の外で近所の子供が一人で大声を出していたのが子守唄のようだった。

今週は休養と割り切って、毎週の掃除はしなかった。長らく放置していた頭髪の手入れ(散髪)と、食品の買い出しと、家計簿の記入をしてあとは酒を飲み始めてテイクアウトのケバブライスが届くのを待ちながらこの日記を書いている。最近テイクアウト頼みすぎて明らかに食費に響いている。

*1:3月1日参議院予算委員会。「様々な議論」「様々な意見」という岸田総理の口癖を指摘し、それを使わないように牽制していた。言葉を封じるというのは注意が必要な所作だけど、この場合は総理の逃げ口上をそれと取り上げて公に共有する意義があったと思う。野党でここまでできる人は限られていますよね。https://politylink.jp/clip/1012/