楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

職質グルテン

在宅勤務で立ち机を使っている。基本的には立った状態で仕事して、たまに小さいイス(スツール的なもの)に座るという考え方で仕事環境を構築している。あるとき私は思った。じつは座っている時間のほうが多かったりして。そうなると、立っている時間は仕事ははかどらず、ただ疲れているだけかもしれない。スツールじゃなくて、背もたれのあるくつろげるイスで仕事した方が能率も上がるかもしれないし、プログラミングの勉強するのにもいいかもしれない。

じゃあ自分が仕事をしている模様を固定カメラで撮影して、実際にどのくらいの時間立っていてどのくらいの時間は座っているのか調べてみよう。というわけで仕事でも使っているWebカメラを適当な場所に固定して、カメラを通して自分の姿勢がわかるような場所に設置した。Windowsのカメラアプリで録画をかけて3時間過ごした。

仕事を終えて、少し買い物してきたあと、夕食のシチューを煮込みながらビデオの分析をした。結果は、立ってる時間 > (休憩で)寝てる時間 >>> 座ってる時間 ぐらいの比率だった。休憩時間が長いのには今日は目をつぶろう。立ってる時間が一番長いのは自分でも意外だった。今日は特別に調子よかった気もするけど。とりあえず環境を見直すのは見送ることになった。

自分のことをカメラで定点監視するのはおもしろくて、わたしは仕事中にかなり独り言を言うんだけどそれが客観的に(自分の頭蓋骨を通さない音として)聞けたのがよかった。こいつボソボソしゃべってるなと。もうちょっと自分の声を作ってもいいかもねえ。