楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

遠足ダーツ

昼まで寝ていた。朝にたぶん目覚ましで覚醒して、でもまだ寝れそうだったので寝てしまった。もちろん仕事は遅刻なんだけど、今日は午前中に私が出勤していないといけない理由が(就業規則以外に)なかったので、身体の訴える必要に応答して眠った。

夕方から夜にかけて、気の進まない仕事をした。過去のメールや何かから特定の条件に当てはまる記述を拾って、Excelシートに記入していくみたいな──仕事。これ面白くないんだよな。面白くない上に役に立たないし、なお悪いことに重視されてすらいない。この要素のどれか一つでも揃っていればやってゆけそうなのだが。面白ければ少なくとも苦痛にはならないし、役に立つ有意義な仕事なら多少しんどくてもやり通せるかもしれない。仮につまらなくて無意味な仕事であっても、それを厳しくチェックしてくる人がいるなら少なくとも張り合いはある。そのどれもない。でもやらないわけにはいかない──率直に言ってシステムが破綻しているのだろうなと思う。こういうのを形骸化というのかな。

そんな仕事をしてたら右腕が痛くなってきた。2月に非常なストレスを感じながらなかなか進まないプロジェクトと長時間残業に苦しんでいた頃に、よく見舞われていた症状だ。風邪を引いた時みたいにふしぶしが痛む。いまは時間には余裕がある。横槍も入らない、静かに仕事をするには絶好の環境の中にいる。となると、この痛みはやはり心因性のものなんだな。

退勤する頃には気分が沈んでいた。抑鬱っぽい症状。3月から4月にかけては毎年体調を崩し、心理的にも落ち込みがちなのはここ数年でかなり確立されてきた傾向なので、今年も来たかなと感じ取った。こういうときに働き過ぎずにすむのが何よりありがたい。部屋を暗くして、Spotifyで中国語の音声(なんか雑談してるやつ。内容はわからない)を10分ぐらい聞いていたら持ち直してきたので、ゴミ出しをして食料品の買い出しに行った。