楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

視床下部に柴犬

土日は選挙演説を見に行く用事などで家のことができなかったので、月曜日になってスーパーに買い物に行った。最近家計簿を入れていて思ったんだけど、私は食費にお金を使いすぎているようで、少なくとも同年代の単身世帯と比べると平均の2倍はいかないが「2倍はいかない」という表現が出てくる程度の金額にはのぼっている。その要因として気軽にウーバーイーツとか呼びがち/コンビニにお菓子買いに行きがちというのがあるので、まずは「食べるものが家の中に何かしらある」状態を維持することを考えようと思った。

雨が降っていた。帰り道にミミズが歩道の上を這っているのを見て、しゃがみこんでしばし観察した。意外と大きい。というかミミズ見ること自体、直近でも小学生ぐらいまで遡れるのではないか。あまり驚かなかった。YouTubeで色々な生き物の動画を見ていたら生き物に対して見慣れたかもしれない。あるいは、興味を持って見るという見方ができるようになった。

遅い時間にスーパーに来たら、いつものレジの並びと様子が違っていて、近寄ってみると全部がセルフレジに差し替わっていた。会計だけじゃなく品物のバーコードを通すのから自分でやるタイプ。買い物かごを盛り盛りにしてレジにたどりついたので、これ全部自分でやるのかと思って元気が奪われた。まあ、やってみると大したことないんだけど、やぶさかではないんだけど、でもこれは「人にやってもらえると嬉しい」範疇に入るなあと気付いた。

元気が奪われた本当の理由は、「面倒臭い」というよりも、「これもコストカットなんだな」と思ったからだが。世の中が一歩ずつ世知辛くなっていく。