楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

寝首にねんごろ

ねむい。e-honで注文していた本が届いたというので(+自転車で着用するサングラスを見に)夜に街に出て、ココイチでカレーを食べていたら腸内ガスがどんどん溜まっていって、腸どころか胃までガスで満たされているのではないかと思うくらい体内の圧力が高まっていて、破裂しそうな体を引きずるようにして帰ってきた。こういうのがたまにある。尾籠な話ですけど、高校生の時など、授業中にガスがたまって、もちろん出すわけにいかないから耐えてるんだけど、そうするとガスが体のより内側に移動するような感覚があって、そのときにガスが漏れたときとよく似た音がするんですよ。だから周りには盛大にガスを漏らしていると受け取られているに違いないと思って恥ずかしさと、それを意識の外に追いやるための巨大な「無」が二重写しみたいに存在しているあの感じを共有できる人はいるだろうか(文の終わらせ方がよくわからず不用意に他人に同意を求めている人の図)。

あと体調不良から回復する過程で私はガスを頻繁に放出するので、そういう点でも在宅勤務ができて助かっている。ところで、ここまでで書きそびれたことを拾い直すと、ココイチってメニューの写真はそそられないけど食べるとおいしいんだよね。あの逆シズル感というべきか、食品サンプル感というのか、狙ってやっているのだろうか。メニューもごはんの量・辛さを調節できるほかにトッピングの組み合わせが無数にあって複雑だし、チェーン店なのに使い倒すことを前提に設計されている気がして変わってるなと思う。e-honは使うのたぶん2回目で、hontoで通販ができなくなったのをきっかけに選択肢として浮上してきたんだけど、今回は通販ではなく店舗受け取りにしてみた。イーホンって平板アクセントで頭の中で発音していたんだけど店員さんは「良い本」みたいに頭高アクセントで発音していて、あとでそれを反芻して、ああ、良い本か、と気付いた。e-honを最初に使ったのはコロナ禍が始まって間もなくで、ステイホームとか言われていた頃で、家で読書三昧にしようと科学哲学の本とか美学の本とかを買い込んだのだった。あのとき買った本って一冊たりとも読み切っていない気がするぞ。と思って履歴を漁ったら、e-honは2回ではなく5, 6回使っていたし、科学哲学の本と美学の本は紀伊国屋書店ウェブストアで買ってた。記憶はあてになりません。