休日。なんか外出よう、どっかに出ようと思った。家で仕事をしている時間の濃度が高かったので、その反動で、とにかく外に出るべきだという啓示が心の中に生まれた。別に難しいことを書こうとしているわけではないのに言い回しが不必要に難しくなってしまう。
買い物に出た。先週買いそびれた自転車のアイウェアを確実に買おうと都内に出た。雨がひどくて、人ごみもすごくて、そこに居て動いているだけで自分の存在がガリガリ削られていくような場が現出していたから、最後の方はもう可能な限り早く帰ろうという気持ちに支配されていた。
アイウェア(まあメガネ/サングラスですね)はFILAの4000円ぐらいのやつを使っていて、これは
- 夜間に走る → 可視光線の透過率は高いほうがいい(要するにサングラスみたいに視界が暗くならないやつ)
- 左右のレンズがつながっている形態のほうがそれっぽくてかっこいい
ぐらいの要件から自分なりに楽天とかで探し出したものなんだけど、使ってみてわかったのがレンズが前後の光をかなり拾ってしまうというか、周囲の細かい光が反射してレンズに映り込むということが起こり、結果的に視野がだいぶにぎやかな感じになってしまうのでこれを装着して走ると視野がすっきりするどころではなくかえって危険だということがわかったので最近は河原を走るときのように虫から目を守る必要が濃厚にあるときだけ装着するようになってきた。気温が下がって虫も減ってきたしね。
そのことがきっかけで新しいアイウェアを買おうということになって、今日ビックカメラでいろいろと比較してきたんだけど、気持ち的には何を買うか決まった気がする。気持ち的には。どうなったら光の反射が少なくなるのかは結局はっきり分からなかったけど、アイウェア関連で名前を聞くメーカーで、ある程度の値段のものなら多分大丈夫そうだという予測は維持された。身も蓋もな。でも万単位のお買い物を考えるならこうして足を使うぐらいはしてもいいでしょう。
しかし知ってたけど(特に都内で)お買い物はただただ疲れるばかりなので休みのリフレッシュにはならないということをまたもや思い知らされた。平日にできないタスクを休日にこなしただけだ。連休中にちゃんと無駄足かけたいなー。
そういえば、昼というか夕方近くの時間帯にパスタを食べに電車で20分ぐらいの場所のカフェに行ったんだけど(前行っておいしかった)、隣の席が保護者、保護者、中学生ぐらいの子供、誰か知らないおじさん、みたいな構成で、大人たちが談笑しているかたわらで中学生がずっとうつむいてテーブルの下のスマホを見ていたのでさぞ苦痛だろうなあと思った。子供ってそういう〈付き合わされ〉の時間あるよね……。思い出した。そして同情した。大人の一人が、口を滑らせて体罰肯定的なことを言うのが耳に入って、子供の前でそれ言うかね? とも思ったし、素人の教育論ほど有害なものはないな、とわたしも心の中で口を滑らせた。そういうことを言うとき人はどういう顔をしているのだろう、と興味が出て、チラッと見たりするのだけども、別に「普通」の、特筆すべき何事もない顔なのだった。