楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

美術館に行った。アメリカン・ポップアート展。16時過ぎに着いたので閉館18時まで余裕があると思っていたが、結局1時間半ほどかかったし、途中から焦って見てたので案外時間がかかるものなのか。時間がかかるということは何かを考えてる——広い意味で、頭を働かせてる——証拠なのだが、なにかがつかめたかというと結局わからない。芸術作品の見方、どういうふうに見たら作品の意図をなぞることができるか、すこしずつ体得しはじめたように感じるけど、その「意図」とはなんなのか、言葉にするのは難しい。評論家の仕事だ。ひとつの職業になるような、修練を要求される作業だ。だからまあ、「あー、なんかわかるような……でも言葉しようとするとうまく形にならない……」というのは妥当なところではあるんだろう。

うーん。なんかまだ書ける気がするが今日は切り上げ。