楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

椎間板の恋人

カレーを煮ているあいだ手持ち無沙汰なのでなにか書く。最近暑すぎる。日本の夏は暑すぎる。存在しているだけで汗が噴き出てくる。たぶん私は汗をかきやすい体質なのだと思う。近年もっとひどい気がしている。きのうはある講座に出かけていて、その興奮が残っていたのか、疲れが出ていたのか(おととい・きのうは朝から頭痛でロキソニンを服用した)、1時台にはふとんに入ったのに3時すぎまで入眠できずに寝苦しい夜を過ごした。たまにある。眠れないときはふとんの中が心地よい場所に感じられない。寝床に拒否されているようなおさまりの悪さを感じながら私は起き上がり、部屋の二酸化炭素濃度計を見る。二酸化炭素濃度が高い、室温も少し高すぎる、湿度もある。台所の換気扇を回した。エアコンの設定を冷房から除湿に変えた。意味がわからないがエアコンの設定を変えると冷風が一定時間出続ける。除湿から冷房に変えたときも同じように冷風が出る。とにかく少し快適にはなった。読書灯の存在を思い出してすこし句集を読んで、でもあくびは出るのでふとんに戻って、しばらく控えていたことだけどふとんの中でYouTube動画をしばらく視聴して、ひとしきりやってあらためて寝たら眠れた。

そういうわけでもともとのコンディションがよくないのに加え睡眠時間も短めだったので今日は一日じゅうフワフワしたものを胸の中に抱えながら過ごしていた。すべてのもののグレードが一段階下がって感じられる日。