楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

セミダブル柔道

あいかわらず前も後ろもなく働いております。こういうとき「ている」ではなく「ております」などと必要以上に丁寧な言葉遣いをしたくなるのはなぜだろうね。必要以上に、って、文章表現上必要と判断したからそうした表現を用いているのには違いないのだが、もっとなんというか常識的な見地に立ったときに、いつも〈である〉調で語りかけている相手(読者)に対して(日記なのに誰かに語りかけているのか……?という疑問はさておき)敬語レベルを変化させるというのは国語の運用としてはまあ不自然だろう。夫婦が喧嘩のときに敬語になってよそよそしさを表現するといった例はあるけど、私は別に何かの気持ちを演出したいわけでもなかった。

働いてるけど動き続けてるというわけではなく、適度に寝転がったりしてただ勤務時間が長いという状態なんだけど(もう働くのに適した状態から逸脱して久しい)、だから日記を書いたり本を読んだりもしようと思えばできなくもないんだけど、でもそうする気持ちが起きなくなっている。身体がそちらに向かっていかない。ニュースやTwitterを見てて言いたくなることもあるけど、〈言う〉というボタンが手元に見つからない。