2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「大学に行ってよかったですか?」みたいな色々な答えかたができる問いについて、例えば「今もときどき会う友達ができたのでよかったですね」「図書館で専門書が読み放題だったのでよかったですね」などなどの仕方で一面を切り出して「よかった」「よくなか…
佐々木健一『タイトルの魔力 作品・人名・商品のなまえ学』、中央公論新社(中公新書)、2001年。299pp. www.chuko.co.jp 最近、川柳の同人誌に参加するということがあり、そのさいに(川柳の連作を構成することの困難もありつつ、それ以上に)連作にタイト…
松本俊彦『世界一やさしい依存症入門』、東京:河出書房新社、2021年。四六判、232pp. www.kawade.co.jp 良書でした。良書なので「言いたいこと」があまりない。「14歳の世渡り術」シリーズの1冊で、いわゆるヤングアダルト向けだけど、依存症を知るための最…
書くことがいろいろある気がする。書こうと思ったことのすべては書けない、半分も書けない、それが日記の宿命であることは知っているので、全部書けることをあらかじめ期待しないが、書けるだけのことは書いていこう。 言い訳という言葉が嫌いだ、というよう…
読んでた期間: 2024/4/27~2024/5/8 松本俊彦編『「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか』、東京:日本評論社、2019年。B6判、263pp. 雑誌『こころの科学』の特集を増補して書籍化したもの。援助者(医療従事者や支援団体の所属者)の…
源河亨『感情の哲学入門講義』、東京:慶應義塾大学出版会、2021年(2022年4刷)。235pp. www.keio-up.co.jp 「感情」を軸として、哲学や経験科学も含めた議論や知見を紹介する本。大学の授業テキストとして企画されており、半期の授業回数に合わせて15章立…
なんかさいきんかゆいんだよね。アトピーで。ストレス要因はないと思うので気候の変化によるものなんだろうけど。 というわけでひさしぶりに日記。ここまでに本の感想の投稿を2個挟んでいるけど、あれはTwitterに書こうとしたものが長くなったのでこちらに掲…
2024年3月に吉祥寺ZINEフェスで入手した『川柳ZINE Poisson』vol.1, 2 から、気になった句をピックアップして感想を書きます。 言うまでもありませんが、句の読み方を規定するものではありません。一つの鑑賞例として見てもらえればと思います。(流通部数が…