空気が冷えていると、そのあいだじゅうクリスマスであるような気がする。いつもうっすらとそんな気がしている。一人暮らしを始めて以来、別にクリスマスに特別なことをするわけでもないんだけど、何でしょうかね。
何日かぶりに無茶な働き方にならない程度の時間帯に退勤したら、そのあとの過ごし方がわからなくなっていることに気づいた。とりあえず何も食べないと死にそう(文字通りでない)だったので、炊飯器をセットして、自転車にはまだ乗らないで、この日記を書いている。寒くなってきたから自転車乗るにも防寒グッズが欲しいな。
選挙があるから、少しは演説聞きに行ったりしたいな、と考える余裕ができて、午前中に少しググったりしてたら午後イチから近所で演説があるというので、昼食を早々に済ませて部屋を飛び出した。そんなに演説聞きたいのかという気が自分でもするけど、聞きたいというか聞いておかなきゃという〈必要性〉があり、次にいつ聞けるか分からないという〈限定性〉があり、そして定刻が1時間ちょっと先に迫っているという〈切迫性〉があるという、なんだか方法論がまだ洗練されていない学問分野みたいなまとめ方をしてしまったけど、ともかく自分を動かしているのはそうした要素だと思う。
今日聞きに行ったのは自民党所属の候補で、裏金問題があるから今の自民党はダメだけど野党はもっとダメ、という、要約するとそういう話をしていた。終わってんじゃん。「要約すると」と書いたけど、それは話の途中までを要約したというだけで、私は人の話をすみずみまで聞けないたちなので具体的な政策のくだりなどは広場の時計を見たり並木の木漏れ日を眺めたりしながら過ごしていた。脚が疲れる。