楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

劣位の人情

働きすぎの「後遺症」からだいぶ回復してしてきて、自分が自分らしく生き始めることができるようになってきた(なんか日本語がおかしい)。なんかこういう総括的なことを言おうとすると言いよどむし、言葉がぎこちなくなるな。

部屋の掃除をした。スピーディにこなすと30分程度で終わるのだが、色々寄り道したため思いがけず80分ぐらい費やしていた。ただし、Twitterとか見ながら休憩する時間も含んでいる。掃除機をふだんかけていない場所も気になってかけたり、台所の流しの中をいつもはスポンジで水拭きしているだけなのを中性洗剤を使って汚れを落としたりした。そういった所作が自然にできるときがある。自然にできるというのは、意識して制御しないと「うっかり」やってしまうということでもある。

夕方に町に出かけて行って、大型書店で今月(当世帯の家計は25日締めなので、今月=4月)の書籍代をさっそく使い果たした。私が本屋に行くときはだいたい、なんでも置いてある大型書店に行き、インターネットなどで知って気になっていた本を総ざらい的にチェックし、まとめ買いするという行き方が多い。そこに能書きはあまりなくて、自分に合ったやり方だと感じているまでである。これとこれとこれを買うということは事前に検討して、お買い物リストを用意して臨むんだけど、実際に現場に来て書棚を眺めていると意識していなかった関心が掘り起こされて優先順位が揺らぐ瞬間が楽しい。これと反対に、絶対にこれを買おうと思って用意してきたアイテムが、実際に手に取ってみると思い描いていたイメージとのずれが自覚されて、購入リストから外すこともよくある。

現物を手に取ったときに、今日は奥付を見る機会が多かった。書店在庫の刷数と発行日を確認して、この本はやがて新刊書店から消えるな(今買っておかないと二度と手に入らないかも)とか、もう少し持ちそうだな(来月以降に回しても大丈夫そうだな)とか考えながら予算を超え過ぎないように買い物かごの中を管理する。20000円で8冊購入した。