楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

先輩はアシンメトリー

この3連休は短かった。記録のために、なるべく手短にまとめておく。

土曜日。家にいた。デュラムセモリナ粉を余しているのでパスタをこねた。ホットペッパービューティーで近所の整体を探した。転職サイトとかでもそうなんだけど、検索して、検索結果を眺めているときの心のくじけやすさは何に由来しているんだろうか。ウィンドウショッピングは好きなはずなのに、広い意味での物件を探すのは苦痛で、すぐにやめたくなる。

整体に行くと決めたところで、どこが悪いと言うのも難しくてなんとなく全体的に体の不調があるといった状況なので、全身コースみたいなのがある物件で絞って、口コミの様子を見て決めた。

夜にカラオケをした。リハビリなので1時間。よく行ってた時期は90分がデフォルトだった。iPhoneのカメラロールをたどると、7月以来だったらしい(歌った曲目を表示したデンモクの画面を写真に収めてあった)。どうしてなのかこの数ヶ月間は息抜きらしいものができていなかった。映画も1回だけ行ったかな、それしか行ってない。この間どういう生き方をしていたのかよくわからない。

コロナ予後で喉を使うのはどうだろうかと思ったけど案外以前とそんなに変わらなかった。

餃子を包んで焼いた。人は失敗から学ぶのだから後悔はない。

日曜日。予約した整体にさっそく行った。店長である整体師の方とは会話のリズムが合いにくかった(私のリズムが平均から外れているのだと思う)。整体ってこういうものなのかーというチュートリアル的な回になった。目立って定期的な運動もせずにきた人生なので、年齢分の体の歪みが蓄積されていると言われた。時間をかけて体を取り戻すしかない。

自分の心の問題に向き合う一環で精神科に通い始めたのもそうだし、ここ1、2年ではないだろうか、自分の人生の中で置き去りにしていたものを取り戻す活動をし始めた。なにぶん長い間放置していたので、ピカピカの状態にするのには時間がかかるだろうし、もう取り返しのつかない状態になっているものもあるかもしれない。

目をつぶって走り抜けてきた、その道の上の忘れ物を取りにいくのは自分にとって価値のあることだが、同時に、目をつぶって走り抜けるという切り抜け方を自分に強いたのは何だっただろうかということも考える。

それから夕方に某所に行き、結果いろいろあってショックを受けて帰ってきた。ぐんにゃりして下を向いたまま(エネルギーが奪われていた)、小雨の中を歩いてきて、帰宅すると床の上に手をついてしばらく動けなかった。

あの場所のことを私はうまく位置付けることができない。でも、落ち着いた後にObsidianに書きながら考えたらだいたい整理がついた。向き合わねばならないのは、この話もまた続いていくということだ。

月曜日(祝日)。雨天のせいか、昨日の疲れか、午前中は眠っていた。頭痛があったので、おそらく効かないと思いつつロキソニンを飲んだ。ロキソニンが効くタイプの頭痛と効かないタイプの頭痛をなんとなく峻別できている気がする。午前中にカップラーメンを食べて、昼に手打ちパスタ・ブロッコリーソースを食べて、そのあと、TimTamのような激甘なお菓子を食べたいと感じた。

昼間は動けなかった。夕方ごろにようやく街に出て、KaldiでTimTamを買ってきて食べた。あとは通販と、未読整理と家計簿記入と。

この連休は読んだまま感想を書けていなかった句集の再読に費やそうと思ってたけど、その進捗も60%ぐらいだろうか。でも何年か前の自分と比べると上出来だというのも本当だ。