楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

「Aと聞いたことがある」と「Aと信じて行動する理由がある」

東急ハンズって「ハンズ」に名前変わったんですね。渋谷で文房具を買いに行こうとハンズに向かいました。かなり久しぶりだったけど、渋谷のハンズがなくなったという話は聞いたことがないから「あの」場所に今もあるに違いないと信じて向かった。

「渋谷のハンズがなくなったという話は聞かない」から「だから、渋谷のハンズは今もある」は導けないが、(ひっそりとなくなっているかもしれないから)

「渋谷のハンズがなくなったという話は聞かない」から「だから、「渋谷のハンズは今もある」と信じて行動する理由がある」は導ける。論理的に「導ける」と言っていいかはわからないが(普通の命題論理とか述語論理では当然むりですね)、妥当な推論である気がする。

「¬Aと聞いたことがない」から「Aと信じて行動する理由がある」は一般に妥当な推論であるか。あるいは、

「Aと聞いたことがある」から「Aと信じて行動する理由がある」は? こちらのほうがより確信度高く妥当だと言えそう。