楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

街で発見、美辞麗句

髪を切った。ここしばらく(ライフ)イベントごとが重なってて切るタイミングがなく、髪が伸び切っていたのでさっぱりした。近所のQB HOUSEで切ってもらったんだけども1時間ほど待たされた。手軽なはずの1000円カットでわたしは金銭と引き換えに時間を犠牲にしていないだろうか。手軽なはずのサービスで時間を食われるという例はもう一つ思い当たるところがあって、先週吉野家で牛丼をテイクアウトしたら20分ほど待たされたということがあった。近所の吉野家は「準ファミレス」みたいな役割になっている気がしないでもない。家族や仲間たちとやってきて、食事しながらちょっとだらだらして帰るところ。サッと入店してガッと食べて出るみたいな感じではない。都市部だとまた様子が違うのかもしれないけれど。

外でタコスを食べた。おいしかった。でもこれはソースの種類や具の量を自分好みにチューニングして食べるのが醍醐味だと思われるので、次は自分で作る番だなと思った。仕事関係でしばらく暮らしが安定しないので、できるの年明けかもしれないけど。

大型書店で本を買った。短詩関係の本と、新書を数冊と。いつも書籍代を一瞬にして使い切ってしまうんだけど、今日はよさそうな本を手に取っても「いや、これ読み切れないよな……」という思いが先に立ってしまいあまり買わなかった。本を読めるようになりたい。そのためには本を読まなければならない。

それから個人書店で古書と同人誌を買った。

自由に行動できたなと思う。これまで、自分でも気付かないうちに行動に緊縮主義的な制限をかけていた。最短ルートで、最小限の必要な行動だけをして帰る。その行動規範がかえって自分を疲れさせていた部分があるみたいだ。最短でなくても致命傷に至ることはほとんどないし、それなりの工夫で人々はなんとなくやっているものなのだ。