楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

干し肉レーダー

風呂のお湯入れてる間に何か書くか。去年からかかずらっていたストレスのかかる仕事、その最後っ屁みたいなのが出てきてうんざりしながら残業してた。この会社やめるのは既定路線ではあるけど、改めて、早く辞めたい。この言葉はなんだか自分で言ってて物欲しそうな感じが出ているような気がするので言わない方がいい気がしていたが、その場での本心であったことには間違いない。この会社やめたい理由はこの1~2年間ぐらい時期によって考えたり考えなかったりだったけど、自分の中で一番しっくりくる理由は〈自分の仕事に誇りを持てない〉だった。何を立派なことを、この資本主義社会の中でそもそも生きていくには労働に従事するのがいちばん有力な選択肢なのだから、仕事で充実感を得ていなくても胸を張って「生きるために働いてます」と言えばいいのだが、いや、別に、仕事が嫌になったら辞めたらいいじゃん、状況が許せば、という常識的な判断を体現しようとしているだけなのだが。

月初にあった印象的な出来事の印象が薄れ始めたのを感じた。せっかく正気に戻ったのに。自分や自分にまつわるさまざまなことに向き合わなきゃと本を買い込んできても、前からやってくるイベントに気を取られている。重要度は劣るが緊急度が高いというアイツだ。人生とはそんなこと──重要なこととの出会いと、目の前のことに気を取られること──の繰り返しだという気もする。だから継続性、考えてきたことを考え継ぐこと、考え続けること、そのために工夫すべきなんだと思う。今年は紙の手帳を使ってみる。繰り返し立ち戻る拠点をつくりたい。