楡男

一億人の腹痛と辞書と毛虫とオレンジと

つぶしがきくツベルクリン

わりとみっちりと仕事。で、そうすると定時前に力尽きることも改めて確認した。にわかに手が動かなくなるの。そして自分が何をしているかもわからなくなる。スイッチが切れるみたいにそうなるので面白いぐらいだった。

毎月の精神科に行って、医師とごにょっと話して薬をもらってきた。漢方を。主治医がもうすぐこの病院やめるらしいので今後の精神科どうしようかと迷っている。通い続けるかどうかということ。単なる健康相談コーナーみたいになっているし……(それはそれで必要なことかもしれないが)。メンタルのことは結局自分で色々調べて探究する必要があるので、でもだから病院はいらないよというのは短絡な気もするけど(わたしはなにかと一人になりたがる習性がある)、しかし少なくとも「これがなければ暮らしていけない」というようなものではない。でも私はつながっている先がかなり少ない方なので、自立とは依存先を増やすことという格言もあることだし、あまり簡単に切らない方がいいかなという気はしている。別の場所を見つけたならまだしも。

図書館に立ち寄って、人類学の本と発達障害の本を借りてきた。このあたりの棚を見るのは初めてかもしれない。発達障害の本は特別支援教育の分類の中にある。発達障害って教育の文脈でもあり、精神医学でもあるし(臨床)心理学の側面もあるからいろんな分類にまたがってるんだよね。それはある意味では分類の欠陥なのかもしれないが、一つの題材がいろんな相を持っていることを教えてくれる意味で面白くもある。まあ本にハッシュタグつけて管理できるのが一番いいのかもしれないが(一つの本は同時に一箇所にしか存在できないのに、そんなことが実現している様子を想像できないけど/電子上なら簡単だけど)。